明後日の方を向いている人たち

http://pessicolla.blog29.fc2.com/blog-entry-49.html 厭世のコラージュ−除菌の論理

 少数派が強大な敵=権力に立ち向かうには知謀を駆使した多数派工作しかないのだが、連合赤軍は自国民の人心掌握すら出来なかった大本営に学んだようだ。たとえ“結果的に”であろうとも。少なくとも、内側の問題は一旦棚上げする、といった程度の知恵すらなかったことは、革命の失敗は初めからみえていたと云えるのではないか。


1たす1は3である、みたいなアホなことを言っている連中を批判することは、排除の論理だの「除菌の論理」だのといった意味不明な言葉とはいっさい関係ない。
だいいち、連合赤軍などといった輩に、「自国民の人心掌握」も「革命」もできるはずはなかったのは、武装蜂起」だの「権力は銃口から生まれる」だのといった毛沢東ばりの空語ばかりをもてあそんでいた、彼らの政治思想の貧困さにこそ原因があるのではないか。
たとえ、彼らに「内側の問題は一旦棚上げする、といった程度の知恵」があったとして、だからどうだというのだ。
たしかに、その程度の「知恵」があれば、「同志殺し」という最悪の結果は生じなかったかもしれない。だが、だとしても、あのような彼らの組織と運動は、遅かれ早かれ自壊・自滅せざるを得なかったのではないのか。
それは、なにも「国家権力」が強大だからではない。彼らの思想と理念が、しょせんその程度のものでしかなかったということの当然の結末なのだ。
そもそも、あなたのいう「知謀を駆使した多数派工作」とは、どういう意味なのだ。
陰謀や策謀、権謀術数でももてあそぼうというのかな。
現代は、権謀術数乱れ飛ぶ戦国時代などではないのだよ。


追記:(9/16)
ご本人やその周囲の人らに勘違いされては困るので追記しますが、以上の批判はけしてけして「敵」に対する攻撃などではありません。
良くも悪くも、そんなふうにはまったく思っておりません。
もちろん「敵愾心」などあるはずがありません。そんなことは、問題にもなりません。
そのように思っている人がいるとしたら、それは少々「自意識過剰」というものでしょう。
あくまで、「それは違うよ」、「それじゃダメだよ」という範囲の友好的な批判であります。
そういうわけでよろしく。


本館関連記事:「あなたが思っているほど、人はあなたのことなど気にかけちゃいない」