ちょっと一言

陰謀論」という言葉は政治批判を封殺するため、とりわけ9.11テロについての米国政府の公式見解を疑う「自作自演説」的な主張を封殺するために、最近作られ使われるようになったものだ、なんて珍論を言っている人がいるようですが、歴史や社会の変化を誰かの陰謀でもって説明する「理論」のことを「陰謀史観」と呼ぶことは昔からあったんですよ。
ちょっとは、物事を調べてからいいましょうよ。


陰謀論が嫌いな人の心理 ― 逝きし世の面影

『新しく創られた言葉、陰謀論


陰謀論という言葉は 昔はほとんど使っていなかった。
今まではユダヤ陰謀論なんていう風に、極々限定的に笑い話や居酒屋談義で使われるぐらいで政治論議で『陰謀論』なんてあやしげた言葉は普通のマトモな大人は使いません。
今のように頻繁に使われだしたのはごく最近の風潮です。しかもネット空間だけの現象でしょう。
今でも対面した討論なら『懐疑論』なら使えるが『陰謀論』なんて言葉は恥ずかしくて使えません。

あやしげなのは「陰謀論」であって、「陰謀論」という言葉ではありません。
「普通のマトモな大人」(この言い回しもよく分かりませんが)は、「陰謀論」なんて怪しげなものにはとびつきません。
なにが言いたいのか、さっぱり分かりません。