馬鹿馬鹿しくて屁も出ない

http://d.hatena.ne.jp/negative_dialektik/20090317/1237279039

 わたくしも以前は、人並みに(?)、「歴史修正主義」という言葉を聞いただけで、悪魔の手先か何かのように感じていたものでしたが、今では、そのようなアレルギー反応は、克服しております。

 例えば、「南京事件(あるいは南京大虐殺)」や「沖縄では、日本軍による自決命令があったか否か」や「ナチスドイツによるユダヤ人のホロコースト」などの歴史問題が、このようなアレルギー反応を引き起こすことは、みなさん御承知のとおりです。


一般に、「レッテル貼りはよくない」とか「それはレッテル貼りだ」とかいうのは、批判内容に対してまともに反論できない者が持ち出す最後の言葉。「水伝」批判の某化学者がそうだったように。そもそも、言葉とは概念であり、多かれ少なかれ「レッテル」なのだ。


だいたい「一般論でお茶を濁すな」とは、「一般論」そのものの正しさを否定するものではない。「歴史的検証を続ける必要があります」なんてことは、あまりに自明のことであり、当然の前提にすぎないと言っているのだ。そもそも、君に問うたのは、イカ氏が自己の記事で援用した「ホロコースト」否定論に対する態度だ。(参照)


歴史の検証を続けることと、「ホロコースト」や「南京事件」という事実、あるいはその残虐性を否定することとは、まったく別の話ではないか。「ホロコースト」を否定することが、君の言う権力者によって作られた「正史」とやらへの挑戦なのかね。ナチの強制収容所から帰還して、そのユダヤ人絶滅政策について証言を行った者たちは、いったいどこの権力の手先だったのかね。


「『歴史修正主義』という言葉を聞いただけで、悪魔の手先か何かのように感じていたものでした」 だなんて、冗談にもなっていない。「歴史修正主義」に対して、そんな愚かしいことを「感じていた」のは、そもそも君ぐらいのものだろう。そんなつまらぬ言い回しで、なにか気の利いたことでも言ったつもりなのか。


「アレルギー反応は克服した」などと、つまらぬ虚勢を張って、のぼせ上がった虚栄心を見せびらかすのも、いいかげんにしたまえ。まともな人間なら誰でもわきまえている、ただの前提程度のことを、さも自分だけが特別に知っているかのように言うのは、大人にはできないとても恥ずかしいことだ。そもそも、味噌も糞も一緒にした話で、無知をさらけ出しているのは君のほうだろう。呆れてしまう。

PledgeCrew [反ユダヤ主義への近道][歴史修正主義][イカフライ]
ユダヤ人の強制収容所よりも〜アイゼンハウアー捕虜収容所こそが史上もっとも酸鼻な虐殺であったことも」こんな愚劣なことを書くバカを評価するのも同様のバカ。↓一般論でお茶を濁すな、アドルノの名が泣くぞ 2009/03/16

negative_dialektik
歴史修正主義の評価は難しいですが──「南京事件(大虐殺)」の数字もいろいろとあるように、ホロコーストの数字や内容にも誇張はあるかもしれませんし、ないかもしれませんし──歴史的検証を続ける必要があります 2009/03/14

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/ika18/20090313



追記:
(追記)を読んだ。
あらためて脱力

そもそも、追記にある「出来れば、何にも惑わされることなく、自分の頭で考えたい」なんて腑抜けな言葉と、村上に対する批判とは、いったいどこでどう繋がるのかね。
ナイーブさをさらけ出しているのは、いったい誰だね。
「自分の頭で考える」なんて当たり前のことを言うのに、夏目漱石の「自己本位」なんて言葉を持ち出す必要がどこにある。
それこそ、君があいかわらず「大家」の看板に寄りかかり、その陰に隠れてしか、ものを言えない証拠ではないのかね。
甘えたことを言うのも、いいかげんにしないか。