戒厳令下の聖火リレー

2008/04/09-09:46 早くも批判ムード一色=聖火、厳戒下に到着−米シスコ
 

【サンフランシスコ8日時事】北京五輪の聖火は8日早朝(日本時間同日夜)、北米唯一の聖火リレーが9日に行われる米サンフランシスコ市に到着した。中国のチベット問題や人権状況への抗議ムードが高まっており、パリから到着した聖火は厳戒下、すぐに非公表の保管場所に運び込まれた。
 チベット支援団体は聖火到着を受け、市庁舎近くの広場で抗議集会を開催。主催者の一人、テンジン・チョンドンさんは「チベットでは虐殺や虐待行為が続いている」として、国際社会に真相究明に乗り出すよう訴えた。 
 集会には亡命チベット人や支援者ら約500人が参加し、弾圧を批判する横断幕やチベット旗を風にはためかせた。感情が高まり、「友達や親せきは今も死の恐怖や飢えに直面している」と叫び、泣きだす女性もいた。
 7日には、街のシンボルのゴールデンゲートブリッジ(金門橋)に男女3人がよじ登り、「チベットに自由を」と書かれた横断幕を掲げ、逮捕される事件が発生。サンフランシスコ市議会も「(聖火を)懸念と抗議で迎える」との決議を採択するなど、街は批判ムード一色に染まりつつある。
 市当局は厳戒態勢でリレー警備に当たり、ロンドンやパリのような混乱回避を目指す。計画を突如変更する可能性もあるという。(了)

まあ、なんというか。
聖火リレーなんて、もう止めればいいと思う。