2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

新しい記事のお知らせ

マイケルが死んだ 関係ない話だが、70年代には、サルトルもファノンも、左翼学生にとっては必読文献のひとつであった。なにしろ、三上寛はあの野太い声で、「サルトル、マルクス並べても 明日の天気はわからねえ」と歌い、サングラスをかけた野坂昭如は、ウ…

「優しさ」についての二論

http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20090623/1245768682 スターリンは何でも知っていて、やさしく、最高に人間的な人物です。あれほど共産主義を嫌い抜いた鮎川信夫がそういっているのだから間違いありません。国家の最高指導者が、何でも知っていて、…

過去記事の発掘

いちばん「平和ボケ』しているのはいったい誰なのか 報道によれば、田母神前空幕長は自衛隊内部に向けた 『鵬友』 という冊子の中で、「身内の恥は隠すものという意識を持たないと、自衛隊の弱体化が加速することもまた事実ではないか。反日的日本人の思うつ…

過去記事の発掘 - 「表現」に伴う責任

public という概念について(2007/12/11) 英語の単語で日本語に訳しにくいものに、public という言葉がある。一般には 「公」 とか 「公共」とか訳されるのだが、どうもしっくりしない。辞書をひくと、「社会」 とか 「世間」といった訳語ものっていて、たぶ…

「社会的差別」とはなにか

こことの関連で、「社会的差別」という問題について、ちょっと書きたくなったので書いてみる。結論をあらかじめ述べておくと、種々の「社会的差別」と、たんなる個人的な不利益一般の問題とは、まったく別の問題だということだ。そのへんをごっちゃにしてし…